【市販の白髪染め】使い方を間違えると危険な3つの理由
2022/08/09
白髪、髪質、ボリューム、パサつき、乾燥、
沢山の悩みを抱えているエイジング世代が、助けを求めてご来店されます。
その中でもダントツで悩みの多い【白髪】
今回はその白髪をご自宅で改善するにあたり、どうしても知っておいて欲しい危険な部分をご紹介。
今回は、新橋駅徒歩1分
air-GINZA tower
髪のエイジングケア美容師
久本芳生がお届けします。
是非、参考にしてみて下さい。
白髪染めの種類って知っていますか？
エイジング世代が悩む老化現象。
個人差があるにしろ何かしら話題になるのが、
白髪
多くの方が悩んでいます。
わかります。
実は僕も30代に入る手前で白髪染めを始めました。
さて、それでは質問です。
今現在、白髪染めの種類がどれくらいあるかご存知でしょうか？
大きく分けると4つに分類されます。
（細かく分けるとキリが無いのでニッチな分野はカウントしないで進めます）
•ヘアカラー剤
これは1番多く使われているアルカリを用いたカラー剤で白髪を染めつつ周りの黒髪も明るくする事が出来るカラー剤です。頭皮トラブルや頭皮がかぶれる恐れのある方はあまりおすすめ出来ません。
•カラートリートメント
カラーシャンプーやカラートリートメントなどで何回か繰り返して染めると少しずつ白髪に色がフワッと付いてくるといったもので、すぐ色が落ちてしまいますが頭皮などにも優しいものです。
•ヘアマニキュア
こちらも色の付いた成分が髪の毛をコーティングして染めるタイプのもので、髪の毛を明るくする事は出来ませんが、肌にも優しくカラートリートメントに比べたら色もちが良いと感じます。
•ヘナ
自然由来の成分で作られた白髪染めで、肌にも髪にも優しいのですが、かなり時間がかかります。こちらも髪を明るくする事は出来ないですが、しっかり白髪が染まります。
こういった感じで大きく分けられます。
ちなみにこの4つは大きく分けただけで、1日で無くなる白髪ぼかしや塩基性カラー、その他にも把握しきれないほど沢山あるので、知っておいて下さい。
（むしろ、その他のカラーがややこしいです）
と、言われてもほとんどの方が理解しにくいのはわかっています。ここで伝えたい事というのは、白髪染めの種類って、実はこんなにあるので自分で判断して自宅で染めるのはちょっと危険という事です。
では何故危険なのか？
市販の白髪染めコーナーで迷って、何となくの勘で選び、ご自宅で染める事がいかに危険な事か？
次のチャプターで解説していきます。
薬剤知識も無くご自宅で染めるのが怖い３つの理由
まず僕が伝えたいのは、
「自宅でカラーをするのは危険だから必ず美容室でやってください！！」
という事でありません。
むしろその逆。
僕のお客様には、来店頻度を下げてもらいたいと思って全力でアプローチしているので、ご自宅での白髪染めは思いっきり推奨しています。もちろん条件付きです。
では何が怖いのか、、、
先程もご紹介した4つのカラー剤などの知識も無く、何となく選んで一時的に白髪を凌ぐ為に安易に染めると恐ろしい事になります。
コロナ禍において自宅で過ごすことが増え、セルフカラーに手を出した人が多くなり、イメージとは違ったカラーになり、それを直して欲しいとご来店される人が未だに絶えません。
どんなに頑張っても本当に治らない。
元にもどせない。
取り返しが付かなくなる。
そういったパターンがかなり多く見受けられます。
確かに納得。
ここまでセルフカラー白髪染めの種類が増えると、何がなんやらわかりません。
安易に手を出し易い環境は整っています。
何を選んで良いのか僕もわかりません笑
皆様、最近注目して見たことありますか？
ドラッグストアの白髪染めコーナーの棚に並ぶ多数のカラー剤達を。
ちょっとビビりますよ。
とんでもなく多いんです。
それもそのはずですよね。
増え続けるセルフカラー白髪染めの需要がそうさせています。
何の疑問もありません。
しかも化学の進化で薬剤も進化しています。
じゃ、どうしてそこまで失敗する人が多いのか？
それは、この３つの理由が関係しています。
1.自分の髪質やなりたいイメージを自分自身で理解していない
のと、
2.今まで美容室でやっていた白髪染めが何なのか把握していない
最後に、
3.薬剤のパワーが強すぎる（濃すぎ）
この３つの原因で失敗する事がほとんどです。
もし、自分のなりたい理想の色がハッキリしている場合、どんなカラーが良いのかがわかっている人が多く、明るめなのか？暗めなのか？美容師さんが何を使っているのか興味を持って聞いたりしています。したがって何を選んで良いのか知っているので失敗しないです。
そしてこのパターンも思い出して欲しいのですが、美容室で白髪染めをする時、ほとんどお任せして無いですか？
何となくこうなりたい！と伝えますが、それは大体最初だけ。
後はお任せ。
実は、めちゃくちゃこだわりを持って白髪染めをしている人はそこまでいないのが現実です。
白髪さえ見えなければ満足。
だから、自分がどんな薬剤で染められているかなんて知るよしも無く、どの種類かなんて理解していません。しなくても美容師さんがちゃんと染めてくれるので。
何故これが大事かと言うと、美容室で染められたカラー剤と同じ、もしくは同類のカラー剤だと失敗しづらいからです。
そして3番目の、薬剤のパワーが強すぎるとは何か？
それは、市販のカラー剤はどんな人でもまんべんなく染めなければいけません。
髪が傷んでいようが健康だろうが、細く弱い髪質でも硬くて太い髪質でも全員染めなければいけません。
となると染めるパワーを強くするのは必然。
染まりづらい健康な人に合わせて強くされています。
うん。
髪の弱い人はとんでもないダメージを追ってしまいます。
そして、大体の人が思ったより暗くなっています。
明るくて白髪が染まらない可能性があるものよりは、暗くて白髪が染まった方が良いですよね。
するとどうなるか。
暗くなりすぎて美容室で明るくしてもらおうと思って駆け込んでも後のまつり。
その強いパワーで染めてしまった濃い色素はちょっとやそっとじゃ壊れません。
強引に明るくすれば当然、ハイダメージを負ってしまいます。
考えものです。
どんなタイプのセルフ白髪染めがおすすめなのか
ご自宅でやるセルフ白髪染めは何がおすすめなのか、、、
結論から言えば、
1日で取れる白髪隠しカラーです。
例えば、
ヘアマスカラやカラースプレー、
ヘアファンデーションといった、一回シャンプー
したら簡単に落とせるタイプの物です。
どこでも売ってます。
僕的におすすめなのが固まらない、束にならないカラーファンデーション。
パウダーだからサラサラが継続します。
わかってますよ。
言いたい事はわかってます。
それはそれは、毎日やるの面倒くさいですよね。
朝、時間無いですよね。
でも待ってください。
ほんの少し踏みとどまって下さい。
先程も述べましたが危険を回避して下さい。
失敗して後戻り出来ない（出来てもハイダメージを負う）より断然安心です。
慣れればすぐ出来ます。
目立つ所だけで良いんです。
顔周りの白髪、上の方に見える白髪。
それだけでいいんです。
危険な橋を渡るより、5分だけ早起きしてその時間を取って下さい。
全体染めたい時は美容室に行きましょう。
でも、、、、
それでも毎日は面倒くさくて無理。
染めたら何日か続いて欲しい！
そんな方は担当の美容師さんにちゃんと相談してください。
現在使用している薬剤を教えてもらい、おすすめを聞く。
これに尽きます。
コツとしたら、自分が思ってるより少し明るの白髪染めを使ってください。
これも先程理由を述べました。
暗すぎると、そこから明るくするのがとても大変だからです。
明るい所から暗くするのはそこまでダメージが加わりません。
とても大事なコツ。
選ぶ時に忘れないで下さいね。
それでは、ドラッグストアの白髪染めコーナーで迷った時の心得と危険回避、薬剤選びのコツをお伝えさせて頂きました。
1人でも多くの方が、素敵なヘアケアライフが過ごせますように。
