髪の“チリチリ”を改善する方法。ちぢれ、うねり、エイジング毛の髪質改善。
2023/11/19
その髪の広がりの原因、実はそのほとんどがクセ毛です。
もちろん乾燥、パサつき、カラーやパーマによる薬剤での傷みもあるのですが、何かしらのクセが髪のおさまりの邪魔をしてきます。
今回はその改善方法をair-GINZA tower久本芳生がご紹介します。
最後までお付き合いください。
その髪のチリチリの正体は？
髪がチリチリになる、パサパサになる、ひろがる。原因は様々ですが、ほとんどがクセです。
では先に、クセ以外の要因をおさらいしていきましょう。
以下のようなものがあります。
1. **乾燥**: 髪の水分不足がチリチリの原因となります。これは様々な要因があるのですが、冬場の乾燥などによって髪の内部の水分量が少なくなり、パサついてしまったりうねりが出る事があります。
2. **過剰な熱や化学処理**: ヘアドライヤーやカーリングアイロンなどの熱や、パーマや染毛などの化学的な処理が髪を傷めることがあります。髪の内部の成分が変化したり外側のキューティクルが損傷したりする事です。
3. **不適切なヘアケア**: 適切でないシャンプーやコンディショナーの使用、ブラッシングの仕方なども影響を与えます。あまりにも洗浄力の強いシャンプーを毎日使ったりしていると、知らず知らずのうちに油分や水分を根こそぎ洗い流し、チリチリになってしまいます。
これらの要因が組み合わさることで髪がチリチリになることがあります。
さて、それでは先ほども書いていた上記以外のクセ毛の説明をしていきます。
クセには様々な種類やクセの強度、前髪や襟足など頭の場所によっての違い、年齢を重ねると変化したりと本当に多くの原因が重なりあって髪というものが成り立っています。
しかも一つとして同じものがありません。
その数種類のうち日本人に多い３つをご紹介します。
○捻転毛（ねじれけ）
ねんてんもう 髪の毛がねじれたり、らせん状になっている状態を指します。一般的には、髪の中にねじれたりくるくるとした部分があることを指します。
○波状毛
はじょうもう 髪の毛が波のような形状をしている状態を指します。これは、完全なストレートでもなく、しっかりとしたカールでもない髪の毛のタイプです。ウェーブがかった髪の毛として表現されることもあります。
○加齢によるうねり
エイジング毛 年齢をかさねるとともに、毛穴のつまりや頭皮の状態の変化など様々な原因でもともとの髪質が強調されてクセが強くなってきます。アホ毛などと揶揄されるように髪の毛表面に短く飛び出てくるような髪の毛がたくさんありツヤ感をそこなう原因につながります。チリチリになったりパサついてみえる事があります。
人類の約8割がクセ毛と言われている様に自分では気付いてない方も多くいらっしゃいます。
それが悪い訳では無いのですが、何故か髪が思う様にまとまらない、何故か以前と違ってヘアスタイルが決まらない。
その原因をわからないまま過ごしているのは美容師として一声かけたいものです。
チリチリの改善方法とは？
チリチリした髪の改善方法はいくつかあります。
まずクセ以外の方法として、適切な保湿が重要です。保湿効果の高いシャンプーやコンディショナーを使用し、定期的にヘアマスクやトリートメントを行うことが役立ちます。
また、熱を使ったスタイリングや過度なブロー・ドライを避け、ヘアオイルやセラムを使用して髪を保護することも重要です。もちろん、内部の擬似成分をしっかり補いながらケアすると良いですよね。
さらに、定期的なカットや美容室などでシステムトリートメントをしてダメージを修復し、健康な髪を育てることも大切です。
そしてクセを治す方法をご紹介。
まずは縮毛矯正、ストレートパーマで髪の内部の構造そのものを変えてしまい、チリチリやうねりを無くす方法です。1番オススメです。1年に1回か２回のメンテナンスで毎日の手入れがとても楽になります。
ストレートアイロンなどを使い一時的におさめて髪をおさめる事もあります。最近はとても良いストレートアイロンが出てきているので、アイロンの種類は本当に考えた方が良いです。毎日と言っていい程やる人は特に気を使い、ケチらず、良いストレートアイロンを使って欲しいです。髪とはずっと付き合っていくので、大切に扱いましょう。
チリチリを治してなりたい自分へ
髪のチリチリやうねりを治したら、艶、まとまりが良くなり理想の髪型を手に入れる事が出来ます。
これは酸熱トリートメントでおさめました。
艶も出て、毛先がおさまっています。
これはカットもカラーもしましたが、縮毛矯正です。普段の手入れが楽になり、柔らかさも出ています。
これも縮毛矯正です。
チリチリとずっと付き合って来たお客様が本当に喜んで帰っていきました。
こんな感じで、チリチリを治すと髪がおさまります。艶も出ます。
こうなりたい！！
という理想の髪型を手に入れる為に、上手に自分の髪と付き合っていきましょう。
