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ノンジアミンカラーの現実【その後】

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ノンジアミンカラーの現実【その後】

皆さんこんにちは。

池袋駅直結、西武池袋本店9階の美容室『air池袋』の竹内です。

今回は以前ジアミンアレルギーの方に向けてご紹介させていただいたこちらの記事のその後を解説していきたいと思います。

まだ読んでないよという方は、是非読んでいただき戻ってきてください。

ノンジアミンカラーの現実⁈ノンジアミンカラーのリアルをお伝えします!

ノンジアミンカラーの現実⁈ノンジアミンカラーのリアルをお伝えします!

池袋駅直結。西武池袋本店9階の美容室【air池袋】の竹内です。 はい、皆さんこんにちは! 今回はタイトルにもあるようにノンジアミンカラーの現実と言うことで、記事にしていきたいと思います。 特に今回はノンジアミンでも明るくしたいとご希望の方に、実際明るくなるのか?どんな感じになるのか?というところを施術例を踏まえリアルにお伝えしていきたいと思いますので最後までお付き合い下さい。 ①ジアミンアレルギーとは 昨今よく耳にするようになったジアミンアレルギー。 カラー剤の染料に含まれるパラフェニレンジアミンという物質にアレルギー反応を起こしてしまう方々の事を指します。 一度症状が出てしまうと、残念ですが今後ジアミンを含むカラー剤で染めることはできません。 最悪アナフィラキシーショックを起こすことも考えられます。 でも白髪は出てきてしまうので染めない訳にもいかない。 そんな時に登場するのがノンジアミンカラーです。 ちなみに僕はヘアマニキュアを使用しています。 ノンジアミンカラーって様々ありますが、頭皮にベタベタ塗るタイプの物だと初めは良かったけど後に頭皮にトラブルが起こるというお客様からのお声もあり、極力刺激を抑えたいというところでヘアマニキュアを使っています。 ②ノンジアミンカラーとは その名の通り、ジアミンフリーのカラー剤の事です。 ジアミンアレルギーの方には救世主的なカラー剤な訳です。 白髪を染めることもできます! じゃあアレルギーではない人も皆それで染めれば良いじゃん?って思われる方もいらっしゃると思うのですが、そうはならないんですよね。 なぜかというと、ノンジアミンカラーは【髪を明るく染めることはできない】からなんです。 わずかに明るくできる物もありますが、大半は明るくなりません。 そうなんです! ここが難しいところなんです。 ノンジアミンカラーの染まり方は、白髪、もしくは以前のカラーで既に明るくなっている髪に対しては色が付いて見えます。 しかし黒髪に対しては何も起こらないというか、染まってはいるけど見た目の変化なしという事です。 しかしジアミンアレルギーの方には現状選択肢は無いに等しく、ノンジアミンカラーで染めて髪色は暗くなっていくというのが現実です。 ③ジアミンアレルギーの方は髪色を明るくする事はできないのか 結論から言うとできます! 先ほどご説明したように元々髪が明るくなっていれば、へマニキュア等のノンジアミンカラーでも明るく見せる事はできます。 したがってヘアマニキュアで染める前に、あらかじめ髪を明るくしておけば明るいカラーもできるという訳です。 実際にどうするかというと、ライトナーやブリーチなどの髪を明るくするだけのカラーを使用します。 このカラーは髪を明るくする力しかなく、染料は入っていませんので言うなればノンジアミンという事でジアミンアレルギーの方でも安心して染めていただけます。 染め方としては僕の場合は、全体をライトナーなどで明るくするパターンと、ハイライト(メッシュ)を全体に入れるという2パターンでが多いです。 そして明るくなった髪に対してヘアマニキュアで染めていくという流れになります。 ③明るくする場合の問題点
はい、ここまででノンジアミンでも明るく染める事はできるという事は伝わったかと思いますが、経験上一筋縄ではいかない事が多々あります。 なぜかと言いますと、僕を訪ねて来てくださるほとんどの方が何らかのノンジアミンカラーの履歴があるからです。 そうなんです!簡単に明るくならないんですよ、ノンジアミンカラーの履歴があると… そして場合によっては、明るくすると赤っぽい色が残留していたりして難儀な訳です。 ですので色むらが目立たちづらいハイライトをお勧めする事が多いのですが、できれば全体を明るくという事ももちろんあるので今回は全体を明るくするパターンで施術例をご紹介したいと思います。 そしてもう1つが、ライトナーやブリーチなどの髪を脱色するカラー剤は髪への負担も当然あるという事です。 特にブリーチは負担あります。 ただ、これは僕の感覚にはなってしまいますが、仮にハイライトをブリーチで全体に入れたとしてもブリーチで脱色される部分はそんなに多くなくそこまでダメージを感じる事はないと思います。 これは一例ですが、 こんなイメージです※この上からマニキュアを塗っていきます。 ただ、ハイライトが入っている量はわずかでもブリーチをしてしまうとパーマ系の施術との相性は悪くなります。 パーマ、ストレートパーマ(縮毛矯正含む)などですね。 ブリーチされてる髪は程度の差はあれど、脆い状態です。 そこにパーマ系の薬剤をつけると過剰に反応しボロボロになってしまうリスクがあります。 僕はなるべく綺麗な髪の状態で長く楽しんでいただきたいと考えておりますので、基本的にブリーチ履歴のある髪へのパーマ系の施術はお断りしております。 では話を戻します。 果たして1度のご来店でどの程度明るくなるのか、はたまた仕上がりはどんな感じなのか? 見ていきましょう! ④実際の施術編 今回のモデルさんはジアミンアレルギーになって以来、何回かノンジアミン系のカラーで染めたそうですが、やはり暗くしかできないというのにお悩みでご来店されました。 今回のオーダーは黒いところは残さずになるべく全体を明るくしてほしいとのことで、ハイライトで部分的に明るくするのではなく多少ムラになる可能性もお伝えしつつ、全体をライトナーで明るくするとう方法を選択しました。 早速ライトナーを塗布していきます。 緊張の一瞬です。 これまでの染料がどの程度残留しているかによりますが、全くと言っていいほど明るくならない事もあります。 さぁ今回はいかに⁈ おぉなんとか明るくなりました。 写真ではわかりずらいですが、お顔側に染料の残留が多く周りに比べて暗いですね。 そしてオレンジ味が出てしまいましたね。 しかしあくまでもリアルをお伝えしていきます。 多少ムラではありますが、この上から極力オレンジ味を抑える調合でヘアマニキュアを塗っていきます! そして仕上がりがこちら! やはりお顔側はライトナーの時点で明るく抜けていなかった事もあり、暗い仕上がりに。 後ろ側はとても綺麗に染まりました。 白髪はしっかりと染まっています。 はい、今回の1度の施術ではここまでが限界でした。 モデルさんは均一に染まっていなくても明るくなるだけで嬉しいと喜んで下さいました。 今回のモデルさんはセルカラーをした事はなく、なぜ顔側が明るくなりずらかったのかは明確にはわかりません。 これまでのカラーの施術履歴の中になんらかの原因があるのでしょう。 こればかりは正直なところやってみないとわからないというところもあります… ④まとめ
はい、ここまでお疲れ様でした。 今回はノンジアミンカラーの現実という事で、リアルな施術をご紹介しました。 今回のように全体をライトナーで脱色すると、今までの履歴によってはムラになる可能性もありますが全体を明るく見せる事ができます。 もう1つの方法として全体にハイライトを入れる方法だと、ムラは出づらいですが暗い部分は残ります。 皆さんがどのような仕上がりを求めるかでアプローチは変わってきますが 、1度ではご希望の仕上がりにはできない事もあります。 しかし回を重ねるごとに完成度は高まっていくはずです。 その為にも信頼できる美容師さんを探し、中長期的に取り組んでいく必要があると思います。 ご希望のイメージに到達するまでのお時間は髪の状態によりけりなのでなんとも言えませんが、必ず明るくなります。 是非諦めずにトライしてくださいね!
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こちらの記事でご紹介させていただいたジアミンアレルギーの方向けの全体をライトナーで脱色してからヘアマニキュアで染めるという方法のその後というか、維持方法をご紹介したいと思います。

まず改めてこの施術がどのようなものなのか簡単に解説したいと思います!

①ライトナー×ヘアマニキュアとは

昨今少しずつ増加傾向にある(そんな気がしているだけかも)ジアミンアレルギー。

僕のところにもご相談にいらっしゃる方が少なくありません。

そもそもジアミンアレルギーとはカラー剤に含まれるパラフェニレンジアミンという染料にアレルギー反応を起こしてしまい、かゆみやかぶれなどの症状が出る事です。

重度の場合アナフィラキシーショックを起こす危険性があり1度症状が出た方はジアミンを含むカラー剤で染める事ができません。

さらっと言いましたがこれ大問題な訳です。

髪色を明るくしながら色を付けていくようなカラー剤といえば伝わりますか?

普段皆さんが何気なく染めているカラー剤のほとんどがジアミンが配合されています…

そうなんです、ジアミンってアレルギーを起こす可能性がありますが染料としてはカラー剤に欠かせない物なんです。

それが使えないとなると大半のカラー剤は非対応です。

え、どうするの?てなると思いますが、ここで登場するのがジアミンを含まないカラー剤なんです。

そしてその代表格がヘアマニキュアなんですね。

個人的にはジアミンアレルギーの方にはヘアマニキュアしか使いません。

ただこのヘアマニキュアを含むノンジアミンカラーなんて呼ばれるカラー剤は黒髪を明るくできるものがないんです。

どれも白髪に色をつける事はできるので、その中で濃い茶色や薄い茶色といったイメージで選択することはできます。

ただ色が反映されるのは白髪の部分だけなので、全体的に明るくは無理なんです。

既に白髪が多くあるという方はある程度明るく見せる事はできますが、そこまで白髪が多くないという方はほぼ黒にしかなりません。

『いや、今まで明るく染めてきたのにほぼ黒髪って…』となりますよね?

僕のところにも何とか明るくできないかというお客様は多くいらっしゃり、ハイライトを入れた後にヘアマニキュアで染めるという方法で明るさを出していました。

ヘアマニキュアを使ったハイライト白髪ぼかしカラー

ヘアマニキュアを使ったハイライト白髪ぼかしカラー

池袋駅直結、西武池袋本店9階の美容室air池袋の竹内です。 ヘアマニキュアとハイライトを組み合わせた、ジアミンアレルギー方向けのカラーを日夜研究している訳ですが、実際の施術例をご紹介したいと思いまして筆を取らせていただいております。 僕の記事を見にきていただくのが初めての方の為に、軽くどんな施術なのかをご説明させていただきます。 ①ハイライト×ヘアマニキュア こちらはジアミンアレルギーの方でも安心して施術できるカラーの方法はないかと色々と試行錯誤した上で生まれたカラーでございます。 ヘアマニキュアは極めて安全ではありますが、黒髪を明るくする事はできません。 ヘアマニキュア以外のノンジアミン系のカラーも明るくできるものはほとんどないと思います。 そうなんです…悔しいかな明るくしながらも髪に様々な色を発色させていくというのはジアミン配合のカラーの最大の利点なんです。 しかしジアミンアレルギーがある以上使うわけにはいきません。 そこでヘアマニキュアでも何とか明るく染めることはできないかというところから、ハイライトであらかじめ明るいところを作ってから、ヘアマニキュア塗ることで明るく染める事ができるいう施術です。 ※ハイライトとはライトナーやブリーチを使って筋状に明るい部分を作ることです。 ハイライトに使う薬剤は脱色を目的としたものですので、ジアミンを含む染料は配合されていません。 ②実際の施術例 ではどのような工程なのか紹介していきます。 まずは明るい部分を作る為にハイライトを入れていきます。 土台作りですね。 この時入れたハイライトの太さや量によって仕上がりの明るさに影響します。 ここからは僕の経験談ですが、既に他のサロンさんやご自身で何かしらのノンジアミンカラーをされている場合、髪の色が抜けづらい傾向にあります。 仕上がりのイメージをお客様と相談しつつ髪の状態を見させていただいてハイライトをどの程度の明るさにするか決めていきますが、最近はブリーチで施術する事が多いですね。 やはり何かしらの染料が髪に残留している事が多いので、ブリーチでないと今ひとつ明るくならない事が多いです。 また、白髪と馴染ませるという意味でもある程度ハイライトに明るさがあった方が良いです。 ここでちょと注意していただきたい事があるのですが、稀にブリーチでもほとんど色が変わらないという方がいらっしゃいます。 僕が経験した事があるのは『和漢』で染めているという方はびくともしなかったですね… 加えて『ヘナ』で染めている場合も明るくなりずらかったり、ムラになる事が多いです。 髪の状態によっては明るくする事ができないという場合もありますのでご理解いただければ幸いです。 はい、こちらがハイライトが入った状態ですね。 明るく筋状になっているところがそうです。 このお客様はブリーチを使用しました。 この明るいところの量が多ければ多いほど仕上がりは明るくできます。 土台が出来上がったので、上からヘアマニキュアを塗布していきます。 こちらが仕上がりとなります。 白髪とハイライトが馴染んで良い感じですね。 上からヘアマニキュアを塗布していますので、それほど派手な印象ではないと思います(僕の主観ですが) 染める頻度が1ヶ月に1度位の方は2回に1度ハイライトを入れると根元の白髪との馴染みを維持できると思います。 周期が長めの方はハイライトの根元も伸びてしまっていると思うので、カラーの度にハイライトを入れた方が良いですね。 ③まとめ ここまでお疲れ様でした。 今回はハイライトとヘアマニキュアを使用した、ジアミンアレルギーの方でも施術可能なカラーをご紹介しました。 ハイライトは白髪ぼかしの効果があるのも嬉しいポイントですね。 ただ良いことばかりではないのは、へアマニキュアの色味の少なさですね。 サロンの主役であるアルカリカラー(いわゆる普通のカラー)には到底敵いません。 そもそもの染まる仕組みも違いますので、比べるものでもないですが… ですので、透明感のあるアッシュ系など多くの方が綺麗な色だな〜と感じるような色味は正直難しいです。 ここは隠しても仕方ありませんからね。 あくまでアルカリカラーをアレルギーなどの理由で使用できなくなった方で、ノンジアミン系のカラーの暗い色が嫌だという方の光明になればという施術でございます。 ジアミンアレルギーであっても多くの方は白髪をそのままにしておくという訳にもいきませんからね。 どうせ染めるのではあれば、アルカリカラーのようにはいきませんが少しでも楽しみながら染めていただきたいと思います。 ハイライトを入れる度に明るくなりますし、育てるカラーのようで楽しいですよ。 是非お悩みの方はご1度相談いただければと思います。 以上、竹内がお届けしました!
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この方法だとハイライトの部分は明るく見えますが、そうでない部分は暗く見えます。

良くも悪くもそれが特徴というかデザインな訳ですが、暗いところを極力なくしたいというご希望に沿う為に全体をライトナーと呼ばれる脱色剤で明るくしてからヘアマニキュアで染めるという方法が生まれたのです。

②【ライトナー×ヘアマニキュア】と【ハイライト×ヘアマニキュア】の違い

どちらも事前にブリーチやライトナーで脱色するのは同じですが、全体を明るくするのかハイライトで明るくするのかでどの様な違いがあるのでしょうか?

・ライトナー×ヘアマニキュア→こちらは全体を明るく見せる事ができるので感覚としてはジアミンが配合されているカラー剤と似た表現ができると言えます。

ただヘアマニキュアはジアミンが配合されたカラー剤のように色の種類や微妙なニュアンスは苦手なので、透明感のあるアッシュみたいな事は難しいですね。

根元が伸びてきたときは普通のカラーと同様にプリンが目立ちます。

・ハイライト×ヘアマニキュア→こちらはブリーチを使ったハイライトの効果によって白髪ぼかしの要素が強くなります。

根元の白髪が伸びてきても気になりづらいですし、白髪の量にもよりますがプリン状態になりづらいです。

ただハイライトの部分は明るくなりますが、そうでない部分は暗いままです。

③ライトナー×ヘアマニキュアのその後

はい、では今回の本題に入っていこうと思います。

ジアミンアレルギーの方でも全体を明るく見せる事ができるこの施術ですが時間が経つとどうなるか見てみましょう。

約2ヶ月ほど経った状態です。

通常のカラーで染めたのと同様にプリン状態になっていますね。

毛先の白髪も少しキラキラしています。

まずは根元の伸びてきた部分をライトナーで明るくしていきます。

根元が毛先と同じくらいの明るさになったら1度シャンプーします。

はい、良い感じに明るくなりましたね。

この段階では白髪は染まっていませんので、この上からヘアマニキュアで染めていきます。

なるべく赤みを抑えられるようにカーキー系の色で染めていきます。

そして仕上がりがこちら!

綺麗に染まりました。

白髪も問題なく染まっています。

整理すると、

根元の黒い部分をライトナーで明るくする→シャンプー→ヘアマニキュア塗布→シャンプー→終了という流れになります。

これは僕の感覚ですが、例えば1ヶ月周期で白髪染めをされる方は毎回根元のライトナーをする必要はないように思います。

ライトナーで根元を染めるのは2回に1度程度の周期で問題ないでしょう。

④まとめ

はい、ここまでお疲れ様でした。

今回は以前書かせていただいたノンジアミンの施術のその後についてご紹介しました。

ヘアマニキュアに髪を明るくする力がないため、あらかじめ脱色した後にヘアマニキュアで染めていきますので工程は多くなります。

ただ現状ノンジアミン系で明るい髪色にできる物はないと思いますのでその価値はあると思います。

ジアミンアレルギーにより不本意ながら暗い髪色で過ごしている方の参考になれば幸いです。

では今回はここまで!

次の記事でお会いしましょう。


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竹内 聡

竹内 聡

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