グレイカラーって何⁇皆さんの疑問にプロがお答えします！
2024/08/23
池袋西武9階の美容室air池袋（エアー池袋）の竹内です。
一言にへアカラーといっても多種多様な上に、サロンさんごとにカラーリングのメニューや呼び方も違い、いまいち何がなんだかわかりづらいですよね。
そんな中でも今回は『グレイカラー』と言われるカラーについて紐といていこうと思います。グレイカラー…なんだか奇抜な色になりそうですよね？
そんなグレイカラーを理解していただく為にも、サロンワークにおいて１番登場頻度の多い『ファッションカラー』についてまずはご説明していきます。
①ファッションカラーとは
ファッションカラーとはアルカリカラーとも呼ばれ、１剤と２剤をミックスすることで反応が起こります。
キューティクルを開き内部に浸透し、脱色と同時に色を発色させていきます。
カラーバリエーションも豊富で、様々なカラーリングの表現が可能です。
②グレイカラーとは
いよいよ本題のグレイカラーですが、まずグレイカラーとはなんぞやと言いますと、簡単に言いますと白髪染めです。
髪の染まる仕組みはアルカリカラーと同じですが、白髪を染める為にブラウンが多く配合されています。下のカラーチャートを見ていただくとわかる様にブラウンベースです。
以前は白髪染めのイメージというと、
◆不自然な黒髪に染まるのでは？
◆明るく染める事はできない？
などのイメージが強かったと思いますが、カラー剤も日進月歩で進化しており、現在では沢山の色味と明るさを表現できる様になりました。
【ファッションカラーとの違いは？】
白髪のない、または少ない方は通常ファッションカラーで染めます。
ファッションカラーは色味をより美しく、クリアに表現する為に色味が多く配合されており白髪は染まりません。
出典：DEMI
白髪を染める為のカラー剤であるグレイカラーはメインはブラウンで、色味は少々といったイメージです。
要するに配合されているブラウンの量が全く違うという事ですね。
続きまして
グレイカラーのメリットとデメリットについて簡単にご説明します。
【グレイカラーのメリット】
①１度のカラーリングで白髪をしっかり染める事ができる。
②色持ちが良い。
【グレイカラーのデメリット】
①ファッションカラーの様なクリアな発色をしづらい。
②色持ちが良いので、カラーチェンジをしづらい。また、暗く染めた場合に褪色が遅く、明るくカラーチェンジをする事が困難。
③髪や頭皮に負担がかかる。これはアルカリカラー全般に言えることですが、薬剤を使うという事は、当然ダメージもします。またジアミンによるアレルギー反応のリスクもあります。
③グレイカラーを綺麗に染める秘訣
グレイカラーのメリットデメリットを解説してきましたが、どうすれば綺麗に染める事ができ更に維持できるのかを説明していきます。
①なんといっても１番はこれです。『美容室で染める』
白髪が多くなってくれば頻度も増し、その分コストもかかります。そこで市販の物でと考える方も少なからずいらっしゃると思いますが、それは危険です。
美容室で染める様に正確に塗布できれば話は別ですが、セルフで染める場合はそうもいきません。
グレイカラーの色持ちの良さはメリットであると同時に、頻繁に髪色を変えたい方にはデメリットになることもあります。
ご来店されるお客様の中にはご自宅でセルフカラーをされてかなり暗く染まっている方や、短いスパンで何度も染める事で深刻なダメージ状態になっている方もいらっしゃいます。
この様な状態ですと、お客様にご提案できるデザインも限られてしまいます。色々なデザインを末長くお楽しみいただく為にも、カラーリングなど薬剤を使う施術はプロである我々に任せていただければと思います。
④オススメのグレイカラー
先ほども少しお話しましたが、最近の白髪染めは色味も豊富ですし、比較的明るく染める事も可能です。
ただ明るくなればなるほど、白髪をしっかりと染めるというよりは白髪ではない黒髮を明るくし、白髪に淡く色が入る事で目立たなくなるとご理解下さい。
【根元はグレイカラー、毛先はファッションカラー】
こちらの染め方は、比較的白髪の少なめな方やファーストグレイの方にオススメです。白髪の気になる根元はグレイカラーで染め、毛先はファッションカラーで今まで通りのカラーリングを楽しんでいただけます。明るさも幅広く対応できます。
根元と毛先を別々で染めて色むらにならないの？と思われる方もいらっしゃるかもしれないのでご説明しますと、根元の白髪を染める為に使う薬も、ナチュラル系、寒色系、暖色系など上げればキリがないほどに色味は豊富ですので、根元はグレイカラー、毛先はファッションカラーで染めた場合も問題なく綺麗に染める事ができます。
毛先はファッションカラーを使用していますので、カラーチェンジも比較的しやすいと言えます。
施術例：赤みを抑えたグレージュ系カラー
根元は白髪染め、毛先はお洒落染めで染めたスタイルです。
毛先はお洒落染めですので、透明感のある色味が出せます。
【明るめのグレイカラーorグレイカラーとファッションカラーのミックス】
現在のグレイカラーは多彩な色味と明るめでも白髪に対応する事ができます。それを生かし、明るめのグレイカラーで全て染めるといった方法です。この染め方はある程度白髪の多い方でも綺麗に染める事ができます。８〜９レベル程度であれば染まり上がりは、白髪であった部分もしっかり染まります。それ以上の１０〜１２レベルになると白髪をぼかすというイメージですが、厳密には多少黒髪と白髪の染まり上がりの差はありますが問題なく染まります。グレイカラーはブランベースですので、上品なお色に仕上がります。
明るめのグレイカラーであれば、次回ご来店時にある程度褪色している事が多いので、カラーチェンジも可能です。
次にグレイカラーとファッションカラーのミックスですが、このカラーリングの良いところグレイカラーでありながら色味を楽しめるというところです。
現在のグレイカラーは色味が豊富ですが、やはりブラウンベースですので柔らかく色味が出ます。ですので強く色味を表現したいという時には、少し物足りないと感じる方もいらっしゃると思います。
そんな時にオススメがグレイカラーとファッションカラーのミックスです！
この染め方の場合、グレイカラーとファッションカラーをミックスして染めますのでグレイカラー単体で染める時よりもブラウン量が減少しやや白髪が染まりづらくなります。その為おおよそ８〜１０レベル程度の明るさで染めてあげた方が、綺麗に染まると思います。
グレイカラーとファッションカラーのミックスの割合はご希望の色味や、白髪の量、髪質によって変わってきますので、実際に現状を見させていただいてからご相談となります。
施術例：グレイカラー×ファッションカラーで作るアッシュベージュ
全体的に明るめのグレイカラーとファッションカラーをミックスして染めたカラーです。
共にアッシュ系の色味にする事で透明感を出しています。
毛先をファッションカラーで染める場合よりも色の発色は控えめですが、毛先の白髪をカバーできるのは嬉しいポイントです。
【ハイライトを活用したグレイカラー】
白髪の量がある程度増えてきた方の場合、一度白髪染めをし綺麗に染まっていた毛先の色が褪色をし、また白髪が目立ってくるといった事が起こります。そんな時にオススメがハイライトを活用したカラーです。
ベースを白髪がしっかり染まる程度の落ち着いた色味に染め、ハイライトで明るさを表現する。
白髪染めは暗いお色で染めた方が白髪はもちろん目立たなくなります。しかしそうすると明るく染めたい方の場合暗いと感じる事も。でも明るめで染めると白髪だった部分がすぐに褪色して目立ってきてしまう。そんな時にオススメです。
全体はしっかりと白髪を染める事のできる落ち着いた色味で染め、ハイライトを入れる事で明るさを確保するという染め方です。全体は落ち着いた色味で染めていますので色持ちは良いですし、ハイライトが入っている事で暗く見えすぎる事もないというカラーです。
施術例：ハイライトで白髪ぼかし
ベースはある程度暗めの色で染めているので白髪はカバーできると共にハイライトが入っていることで明るさや透明感も表現できるというカラーです。
毛先の白髪が褪色し目立ってきてもハイライトが入っている事でぼかし効果も期待できます。
昨今ハイライトを使う場合は、白髪染めを使わずにお洒落染めのみで染めるという方法も注目されていますので気になる方は是非。
皆さんこんにちは！
池袋駅直結、ヨドバシHD池袋ビル９階の美容室『AIR池袋』の竹内です。
今回取り上げるのは白髪ぼかしですが、僕の思う王道の白髪ぼかしをお伝えできればと思います。
そもそも白髪ぼかしとは特に決まった定義がある訳ではありません。
ここでいう白髪ぼかしはブリーチでハイライトを入れて白髪をぼかす施術の事を白髪ぼかしと呼ばせていただきます。
さて皆さん、白髪って悩ましいですよね。
お洒落カラーを楽しんでいたのに白髪の出現で色の選択肢が狭くなってしまったり、みるみるうちに白髪を染める周期も短くなり気付けば３週間に1度染めているという方も少なくないのではないでしょうか？
そんなお悩みに対応すべく生まれたのが白髪ぼかしです（勝手にそう思ってます）
白髪ぼかしとはハイライトを入れ、その上からお洒落染めで染める事で白髪とハイライトが同じような色に染まり白髪が目立たなくなるという施術です。
しかしカラー剤の明るさも色々とありますし、カラーの色も様々ですよね。
そこであくまで竹内的にですが、王道と呼べるようなおすすめの明るさや色味をご紹介していきたいと思います。
では早速施術編をご紹介します！
①白髪ぼかし：施術編
僕の考えとして、白髪がぼけやすいのはなるべく明るめの色だと思います。
あまり濃い色で染めてしまうと根元が伸びてきた時に悪目立ちしてしまったり、そもそものハイライトが消えてしまったりと白髪ぼかしの効果が薄くなるように感じます。
白髪ぼかしとは白髪を完全に染めてしまわずに、あくまで白髪がハイライトと混在することで目立たなくするというイメージです。
今回のモデルさんです。
ハイライトの履歴があり、セルフカラーによるムラもある状態です。
ではまずハイライトを入れていきます。
良い感じに明るくなってきました。
こちらがハイライトが入った状態です。
白髪ぼかしの場合、ハイライトは細め多めで入れると白髪との馴染みが良いです。
ではここからお洒落染めで染めていく訳ですが、明るさの選定がとても大事になってきます。
先ほどもご説明したように暗すぎてはぼかし効果は薄くなってしまいます。
白髪もある程度染まり、ハイライトも潰れないカラー選定で染めていきます.
そして色味はベージュ系やグレー系が白髪との馴染みも良いですね。
では仕上がりをどうぞ。
とても透明感のある仕上がりになりました。
ハイライトも暗くなり過ぎずぼかし効果も発揮しています。
内側のムラも綺麗に整いました。
②まとめ
ここまでお疲れ様でした。
今回は僕の思う王道の白髪ぼかしを紹介させていただきました。
明るさは極力明るめで、色味はベージュ系がメインとなってきます。
あくまで僕が良いと思う配合ではありますが、沢山白髪ぼかしを施術させたいただいた上でたどり着いたものです。
白髪ぼかしは長年変化の乏しかった白髪染めに対して、とても新しく色々な可能性を秘めた施術だと思います。
既に白髪ぼかしをされている方も、白髪ぼかしに興味がある方も参考になれば幸いです。
では今回はここまで！
また次回お会いしましょう。
⑤まとめ
いかがでしょうか？グレイカラーについてご説明させていただきましたが、僕自身少しでも白髪染めに対するネガティブなイメージが払拭される事を願っています。
白髪は歳を重ねるにつれ多かれ少なかれ出てきてしまうものですが、現在はそれを綺麗に貴女らしくデザインする事が可能です。年齢や白髪の量に合わせてデザインを変える事で、楽しんでいただく事もできます。
そのお手伝いを我々プロの美容師にさせていただければと思います。
何歳になっても貴女らしく、へカラーを楽しんでいただける事を切に願っております。
airでは様々なご要望、デザインを実現する為にカラー剤も豊富に取り扱っております。白髪の量やご希望のデザインに合わせた技術を提供させていただきますので、何なりとご相談下さい。
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【お客様の口コミ】
お店の雰囲気もオシャレで、技術もとてもいいと思います。またリピートしたいです。
ショートボブにしたくて、ショートやボブを得意とされているスタイリストさんにお願いしました。本当にお上手で、短い時間でとてもキレイにカットしてくれました。教えてもらった通りに乾かすだけで、きちんとまとまってくれるのも感動です。
すごく暑い日で電車に乗って出掛けるのが億劫でしたが、行って良かったです！コロナ対策をきちんとされていたのも、すごく安心できました。
ありがとうございました。
コロナ以降、初めて伺いました。ほとんど外出をしていなかったので、多少不安はあったのですが、入り口に手指消毒用アルコールスプレーが設置されていたり、入店時に店内用のマスクやマスク袋を頂けたりと対策がきっちりされていたので安心して過ごせました。
ヘアドネーションのご相談をしたところ、協賛サロンではないにも関わらず、ドネーションカットのご対応を頂け、思い切ってロングからショートにしていただきました。あまり前例がなかったようですが、皆様事前にいろいろと調べて準備をしてくださり、大変助かりました。久々のショートカットでさわやかな気持ちで夏を迎えられ、嬉しいです。ありがとうございました。
