ジアミンアレルギーの方に朗報。へアマニキュアが救世主かも⁈
2020/01/20
03-6912-5525
総合TOP>AIR池袋(エアーイケブクロ)美容院(美容室)>白髪染め>ジアミンアレルギーの方に朗報。へアマニキュアが救世主かも⁈
2020/01/20
池袋西武9階の美容室air池袋(エアー池袋)の竹内です。
今回記事にさせていただくのは『ヘアマニキュア』です。
ヘアマニキュアと聞いても皆様あまりピンとこないのではないでしょうか?
・奇抜な色がある
・白髪染め?
みたいなイメージだと思います。
実際にサロンワークでもヘアマニキュアが登場するのは白髪を染める目的が一番多いと思います。
そんなヘアマニキュアですが、昨今よく耳にする『ジアミンアレルギー』の方に対して、デザインを提供できる可能性を秘めていると言う事をお伝えしたいと思います。
ヘアマニキュアの事を理解していただく為にも、比較対象としてまずはサロンワークでも1番登場頻度の高いアルカリカラーについてご説明したいと思います。
アルカリカラーとは一般的にファッションカラーやお洒落染めと呼ばれるものになります。白髪染めもアルカリカラーの物が多いです。サロンにいらっしゃる方の大半はアルカリカラーで染めていると思います。
簡単に説明するとアルカリカラーは1剤、2剤に別れており、その2つを混ぜ合わせる事で反応が起こります。キューティクルを開き、髪の黒い色素を脱色し、髪の中に色を入れていくことで発色をさせます。アルカリカラーは一般的に明るい色ほど髪への負担は大きくなります。
現在のヘアカラー事情はアルカリカラーが大半をしめています。なぜ選ばれるのかメリットを見ていきましょう。
・豊富なカラーバリエーション
カラー剤のメーカーからも豊富なカラーバリエーションが展開されていて、様々なデザインの表現をする事ができます。また、色をミックスする事で更に色の幅は増え、微妙なニュアンスを表現する事ができます。
・1度のカラーでしっかり染まる。色持ちも◎
アルカリカラーは一度でしっかり染める事ができ、色持ちも良いことからサロンカラーの主流となっているのですね。一般的に1ヶ月半から2ヶ月程、色が持続するとされています。
もちろん白髪に対応したラインも豊富に展開されていて、現在の白髪染めはファッションカラーと遜色ないほどに綺麗に染まります。
私たちのサロンワークに欠かす事のできないアルカリカラー。色の発色という点では大変優れていますが、デメリットももちろんあります。
・髪へのダメージ
どうしても回避できないのは髪へのダメージです。キューティクルを開き、髪の内部に作用するということは、髪への負担は避けられません。現在はカラー剤も髪への負担が少ない物もあり、美容師も極力ダメージを抑えて施術ができる様に努力をしていますが、ダメージが0ということはありません。
・頭皮への負担
アルカリカラーに含まれるアルカリが頭皮を刺激し、肌の弱い方はヒリヒリした痛みを感じる事があります。
・アレルギーのリスク
アルカリカラーの高発色、色持ちの良さの要とも言えるジアミン。しかしアレルギーのリスクも伴います。アレルギーはコップに水がたまっていって溢れると…という表現がよく使われますがジアミンも同じです。今まで平気だった方も突然アレルギー反応を起こすという事もあります。一度アレルギー反応の出てしまった方はその後アルカリカラーで染める事はできません。
アルカリカラーが髪の内部に作用し、脱色と染色をするのに対し、ヘアマニキュアは髪の表面に吸着し、髪の内部には作用しません。したがって黒髪を明るくする力はなく、白髪や元々明るくなっている髪にしか色味を感じる事はできません。また、色味もアルカリカラーほど豊富ではありません。
髪の表面をコーティングしているだけなので、色持ちは3週間から1ヶ月程です。
・ダメージが少ない
ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングする様に色をつけます。アルカリカラーと違い内部に浸透し脱色する様な事はないので、髪への負担は抑えられます。
また、ヘアマニキュアは頭皮に付かない様に塗布しますので、頭皮への刺激もありません。
・表面をコーティングする事で、艶やハリコシを得られる。紫外線防止にも。
ヘアマニキュアで染めた場合、髪をコーティングするので艶が出やすくなります。また、多くの方が髪にハリやコシが出た様に感じます。
髪をコーティングしていますので、紫外線から髪を守ってくれる効果も期待できます。
・ジアミンフリー
ヘアマニキュアにはジアミンは配合されていないので、ジアミンによるアレルギーの心配はありません。
上記でも述べた様に、ヘアマニキュアはダメージしづらく、安全性も高いが黒髪を染めてもほとんどわからない。白髪や明るい髪であれば色が見えるというカラー剤です。
・色味持ちが短い
アルカリカラーに比べ、表面をコーティングするヘアマニキュアは色持ちが良いとは言えません。シャンプー毎に色が褪色していきます。
・根元に付けて塗布する事ができない
へマニキュアは頭皮に付いてしまうと落ちずらいので、根元ギリギリから染める事ができない為、根元の染まりが若干悪い。
・髪を明るくする力はない
ヘアマニキュアは脱色作用はないので、髪を明るくすることはできません。
したがって白髪染めに使う機会が多いわけですが、ジアミンアレルギーの方には安心して施術していただけるカラーだと思います。そんなヘアマニキュアですが、白髪染めがメインではなくアルカリカラーの様にカラーを楽しむ方法はあります。
上記でアルカリカラー とヘアマニキュアについてご説明しましたが、簡単に違いをまとめると…
まず最大の違いは
◆アルカリカラー は髪を明るくする事ができるが、ヘアマニキュアには髪を明るくする事ができない。
次に
◆アルカリカラーが髪の内部に作用するのに対し、ヘアマニキュアは髪の表面に作用する。
したがって
◆色持ちは髪の内部まで染めるアルカリカラー の方が良い。
しかし
◆アルカリカラー は髪の内部まで作用する事で髪に負担がかかりダメージをするのに対し、ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングする様に染まるのでほとんどダメージは無い。
そして何と言っても、今回のポイント
◆ヘアマニキュアはジアミンフリーでジアミンアレルギーの心配がない。
それを踏まえて
上記でご説明した様に、ヘアマニキュアは黒髪に染めてもほとんど色味を感じる事はできません。しかし白髪や、明るい髪であれば色味を感じる事ができます。
すなわちジアミンアレルギーの方でも、髪を明るい状態にできればへマニキュアで十分色味を楽しみつつ、ダメージを抑え、ジアミンアレルギーの心配もなく染める事が可能だということです。
髪を明るくする物にライトナーやブリーチといった、単に髪を脱色するカラー剤があります。これらの髪を脱色するだけのカラー剤にはジアミンは含まれていません。
したがってジアミンアレルギーの方でも安心して使用する事ができます。
髪を明るくする事さえできれば、ヘアマニキュアで色味を入れる事が可能です。ではその方法を見ていきましょう。
この方法は髪全体を仕上がりのイメージに合わせて脱色し、その上でヘアマニキュアで色を入れていくという方法です。この方法であればご希望の色味にもよりますが、大抵の色はカバーできます。
アルカリカラーが1度の施術で染まるの対し、この方法の場合工程は2回になりますが、安全に染めれてダメージレスという事を考慮すれば選択の余地は十分にあると思います。
①は全体を明るくするという方法でしたが、これはハイライトを入れその上からヘアマニキュアで色を入れていくという方法です。全体にハイライトを入れるも良し、毎回少しずつハイライトを入れて中長期的に仕上がりを育てていくも良しです。ハイライトに色味を入れていく事で、立体感も出ますし全体を明るくするよりもダメージを抑える事もできます。また全体を明るくすると、次回根元をリタッチする必要がありますがハイライトの場合、根元がプリン状態になる事はなく馴染みも良いです。
いかがでしょうか?
ジアミンアレルギーの方でも、カラーを楽しんでいただく事は可能です。ジアミンアレルギーによってカラーを諦めてしまった方や、お悩みの方に少しでも可能性を感じていただければ幸いです。
是非チャレンジしていただきたいと思いますので、興味のある方は1度ご相談下さい。
Copyright© 2024 AIR池袋 All rights reserved.