もう悩むのはやめにしましょう!美容師が教える白髪染めのコツ
2020/08/13
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2020/08/13
池袋西武9階の美容室air池袋(エアー池袋)の竹内です。
ある日突然発見し驚愕してしまう白髪。
はい、僕もそんな経験をした一人です。
1本見つけてしまうと気になってしょうがない白髪。
抜く?切る?分け目変える?染める?
染めるって言っても何で染めるの⁇
と言った具合にきっと疑問だらけだと思います。
今回はそんな白髪に悩める皆さんの疑問を解決すべく記事にさせていただきました。
とり急ぎお伝えさせていただくと、白髪を抜くのはやめときましょう。
こちらをご覧いただくと抜かない方がいい理由がわかると思います。
では染めるという選択肢を取る場合に、どんな種類があるのかわからない方もいらっしゃると思いますのでご説明させていただきます。
まず一番一般的なものが
はい、皆さんがカラーと聞いてイメージするのは大抵これだと思います。サロンで染める場合も一番登場頻度の高いカラー剤です。
髪を明るくしながら色味を入れていくというものですね。白髪染めはもちろん、お洒落染めもこのアルカリカラー です。一度でしっかり染まり、髪の内部までもしっかりと染まります。また、色味も豊富です。お洒落染めとミックスする事で更に色の表現の幅も増えます。
ただ髪や頭皮への負担があります。最近のカラー剤はダメージレスや低刺激の物も多く極力ダメージを抑える事は可能ですが、ダメージ0という事はありません。
こちらもよく聞くけど実際のところよくわからないという方も多いかと。
ヘアマニキュアはアルカリカラーと違い髪を明るくする事はできません。染まり方も髪の毛をコーティングする様に染まり、髪の表面に色を付けます。白髪や明るい髪には色を表現できますが、黒髪の場合は実際染まってはいるのですが、色味は感じません。
表面をコーティングする事で艶が出やすいですね。
色味はアルカリカラー に比べ豊富とは言えませんがダメージレスです。
こちらはヘナの葉を粉末状にし乾燥させた物を使用して染めていくへカラーで、100%天然植物配合の物をナチュラルヘナと呼びます。ナチュラルヘナはオレンジ色にしか染める事ができず、産地や収穫時期のよって色味が違います。また髪を明るくする事はできません。
染まり方はヘアマニキュアに似ていて、髪の表面に色を付けます。オレンジ色以外の色味を求める場合はヘナと同じく天然成分であるインディゴを混ぜる事で色味の調整をする事ができます。とはいえカラーバリエーションは少ないです。
天然植物を使用したカラーですのでダメージはなく、髪や頭皮への負担もないところが魅力です。
染まり上がりまでの時間がカラー剤に比べて長く、しばらくの間独特の匂いが残ります。
また植物アレルギーの方は注意が必要です。
ちなみにairではヘナは取り扱っておりません(他のカラーや、施術に影響を及ぼす為)
白髪染めの種類はある程度わかったと思いますが、自分に何がいいのかわからないという方もいらっしゃると思いますので簡単に解説していきます。
白髪染めはこれから長年施術していく事になるカラーリングです。髪を明るくするのかしないのか、白髪の量は多いか少ないかなどご自身に合った白髪染めを見つけるヒントになれば幸いです。
髪の色を明るくと言っても色々な明るさがあると思いますが、地毛よりも明るく染める場合はアルカリカラーです。また色々な色味を楽しみながら白髪を染めて行きたいという方もアルカリカラー ですね。白髪染め自体の色味も増えてきましたし、上記でもお伝えしましたがお洒落染めとミックスする事で様々な色が表現できます。
白髪の量が多いという方でも一回でしっかりと染まります。またある程度明るい色でも白髪を染める事もできます。
はい、これもアルカリカラー
ですね。髪の内部までしっかりと染まるアルカリカラー は色味ちもいいです!暗い色で染めた場合は更に色持ちは良くなります。
1つ注意していただきたいのは、色持ちがいいという事は特に暗めで染めた場合に次回のカラーの時に明るくなりづらいという事があります。暗めで染めれば色持ちは良いですが、カラーチェンジが難しいという点も踏まえて明るさを決めましょう。
白髪がそんなに多くなく地毛に近い自然な仕上がりを求めるならへアマニキュアがいいと思います。なんと言ってもダメージがほとんどない事が魅力ですし、色落ちがアルカリカラー に比べて早いという特徴はあれど、地毛に近い暗めの色で染めれば個人的に色落ちがめちゃくちゃ気になるという程ではないと感じます。
これはヘアマニキュアでいいかと思います。よく見れば白髪だった事がわかるけどぱっと見は目立たない程度の染まり上がりであればヘアマニキュアの明るめの色を選択すると馴染みがいいと思います。ダメージレスですしトライしやすいですよね。
はい、これはもうヘナ一択です。ヘナは色の種類は多いとは言えませんが100%天然成分ですので、そこに拘りたいという方にオススメです。
ただ注意していただきたいのが、ヘナでも色の幅を増やす為に天然成分ではない化学染料が配合されている物もあります。ジアミンに対してアレルギーをお持ちの方はアレルギー反応が出る可能性がありますので、染める前に確認をしましょう。
美容師としてはもちろんサロンで染めていただくのが一番良い方法だと考えますので積極的におすすめするものではありません。
理由としてはドラッグストアで簡単に手に入る為万人にある程度の結果をもたらす事が求められますよね。要は染まりづらい方でも染まらなくてはいけないので、薬剤が強い傾向にあるという事です。その為既にダメージがある方や、細毛の方でダメージを受けやすい髪質の方が使用すると1度でわかるほどバサバサになる事もあります。またムラに染まってしまった場合に戻す事が困難な場合もありますので注意が必要です。
これを踏まえ市販のカラー剤で【髪全体】を染める事は避けていただきたいと切に願います!
しかしどうしてもサロンに出向く時間がないなどの理由で自宅で染めるという方もいらっしゃると思います。サロンに行けない時の急場凌ぎとしてのセルフカラーの選び方や注意点を記事の後半でご説明させていただきます。
また、カラー剤で染める意外にも白髪を染める方法はあります。ご存知の方も多いと思いますが、シャンプーやトリートメンで徐々に染まっていくという商品ですね。
どんな物が人気があるのか少しご紹介したいと思います。
3位:グローリン・ワンクロス
美容成分配合で白髪染めとともにヘアケアできるのが魅力。週一回の使用で効果を実感できるほどの濃密泡で白髪を自然に染めてくれます。
2位:黒耀シャンプー
奄美大島の大島紬に使われている自然の染料「シャリンバイ」を配合。毎日使えて、ゆっくりと自然な仕上がりに導いてくれる。
1位:利尻昆布 カラーシャンプー
成分には、利尻昆布が使われていることが特徴で、27種類のうるおい成分を配合。さらに、ダメージを回復するPPT成分が配合されているため、傷んだ髪の毛の修復にも効果的。
3位:ナチュラルグレイッシュ リンスインシャンプー ナチュラルブラック
とにかくコスパ良く使いたい方におすすめです。リンスインシャンプーなので別にコンディショナーやトリートメントを用意する必要もなくオールインワンなところも魅力。
2位:グローリン・ワンクロス
女性編でも登場したシャンプーですね。
美容成分配合で白髪染めとともにヘアケアできるのが魅力。週一回の使用で効果を実感できるほどの濃密泡で白髪を自然に染めてくれます。
1位:利尻昆布 カラーシャンプー
こちらも女性編にも登場したシャンプーです。
成分には、利尻昆布が使われていることが特徴で、27種類のうるおい成分を配合。さらに、ダメージを回復するPPT成分が配合されているため、傷んだ髪の毛の修復にも効果的。
3位:スカルプDボーテ ヘアカラートリートメント
浸透型コラーゲンの働きで白髪の染まりを良くする効果が期待できます。
11種類の天然植物由来成分で髪をいたわりながら白髪を染める事ができます。
2位:ラボモ カラートリートメント
短時間で白髪に色が入る事が特徴です。12種類の美容保湿成分で髪をケアしながら白髪を染める事ができます。
1位 Root Vanish ヘアカラートリートメント
こちらは一度の使用で白髪が目だたくなる商品です(あくまで個人差はあります)
22種類の天然エキスでトリートメントをしながら白髪を染める事ができます。
3位:スカルプD カラーコンディショナー ナチュラルブラック
こちらは短時間で染めれる事が特徴の商品です。浸透型コラーゲン・浸透型ケラチンの働きで染まりを促進する事が期待できます。また頭皮を健やかに保つ5つの成分を配合しています。
2位:ルプルプ ヘアカラートリートメント
徐々に染まっていくタイプで、高い保湿効果により乾燥による広がりを改善する効果が期待できます。5種類の植物オイルを配合しています。また優しい香りが特徴です。
1位:利尻ヘアカラートリートメント
無添加が特徴の商品です。植物由来の28種類の美容成分で髪をいたわりながら染める事ができます。ノンシリコンなので、髪にボリュームを出したい男性におすすめです。
いかがでしたか?家で手軽にできて便利ですよね。ただ意外と時間がかかったり、お後の掃除が大変という部分もあります。また必ずしも荒れない、傷まないという事ではないので自分に合った物を選ぶ事が大切だと思います。サロンに行く前の繋ぎとして使用する場合にサロンでのカラーに影響がある場合もありますので、担当の美容師さんに相談するのも良いと思います。
次によくある疑問で白髪染めの頻度はどの程度が適切なのかというお話です。
はい、これは白髪の量によって異なると思います。
まず髪はどの位の速度で伸びているかというと、個人差はありますが平均1cmだと言われています。
それを踏まえてお話すると…
この場合は1,5ヶ月〜2ヶ月程度かと思います。
お洒落染めと変わらない周期ですね。この位になると単純に根元のプリンも気になってくる頃かと思います。まだそんなに目立たない程度の白髪でしたら、この周期で染めていけばしっかり白髪をカバーする事ができる思います。
はい、放っておくと白髪が目立つなーという状態ですね。
この場合は1ヶ月〜1.5ヶ月ほどかと思います。
白髪が伸びてきたのがご自分でもわかるでしょうし、それを毎日見るのも気落ちしてしまうと思います。
精神衛生的にもこの程度の周期がおすすめです。
この場合は3週間から1ヶ月が目安です。
半分以上白髪の場合、根元が伸びて目立ってきてしまうと老けて見られがちです。若々しく過ごしていただく為にもこの程度で染めていただくと綺麗を維持できると思います。
年代別に詳しく解説した記事がありますので、もっと知りたいという方は読んでみて下さい。
はい、ではお待ちかねのセルフカラーを失敗なく染める方法です。
まず選び方ですが一番使用される頻度の高いと思われるアルカリカラー を中心にお話させていただきます。1剤と2剤を混ぜるタイプですね。
早速ですがまずセルフカラーにはクリームタイプと泡タイプがあります。クリームタイプは塗ったところに留まりやすく狙ったところを染めるのに適しています。リタッチ向きですね。
次に泡タイプですが伸びが良く、髪全体に塗布しやすいです。
美容室に行けない時の急場凌ぎで部分的に染めたいのであれば、圧倒的にクリームタイプが個人的にはおすすめです!!
気になる生え際や分け目など見える範囲を塗布するのにはクリームタイプが操作性が優れています。泡タイプで塗り分けは基本無理ですしね。
セルフカラーの際は是非クリームタイプを使用しましょう!
次に明るさの選定です。ドラッグストアで販売されているものはダークブラウン、ミディアムブラウン、ライトブラウンの様にざっくりとした設定のものと5〜10といった様に番号で明るさが表記されているものがあります。その文字の通りダークよりもライトの方が明るく染まります。番号の場合は基本的に数字が大きいほど明るく染まります(まれに逆の場合もありますので確認を)ので、ご希望の明るさに近い物を選んで下さい。
次に色味ですがわかりやすい物で言えば、ウォームブラウン・クールブラウン・ベージュブラウンの様な表記です。ウォームは暖色系(レッド、オレンジなど)、クールは寒色系(アッシュ、マットなど)、ベージュはブラウン系(暗いとブラウン、明るいとベージュという表記が多い)というイメージです。
あとは各社〇〇ベージュ、〇〇アッシュなど様々なネーミングがありますのでパッケージを見てご希望に近い物を選びましょう。
はい、ざっくりとですがこのくらいでしょうか。
では次にセルフで白髪染めをする際の注意点についてお話します。
まず前準備として汚れてもいい格好で臨みましょう。では本題です。
特に塗った後の放置時間は厳守しましょう。必要以上に放置しても無駄にダメージするだけです。逆に放置時間が短か過ぎても染まりがあまくなりますので注意です。
これはかなり重要です。白髪染めは白髪を染める為に濃いブラウンが配合されています。これが毛先に付いてしまうと思った以上に暗い仕上がりになる事があります。こうなってしまうとサロンでも容易には元に戻せませんので絶対に避けて下さい。またセルフカラーの薬は強い物が多いと説明しましたが、一撃でバサバサになる事もあります…
あくまで見える範疇を塗るに止め、無理に内側を塗ろうとして毛先にカラー剤が付いてしまう様な事がないようにしましょう。
カラー剤は頭皮にも刺激があります。体調が優れない時に染めるといつもは大丈夫でも、酷くしみたり頭皮が荒れる事もあります。サロンでは保護クリームや保護スプレー、頭皮ギリギリから塗るゼロテクと呼ばれる技法を駆使して負担を最小限に抑える事ができますが、ご自宅ではそうもいきません。トラブルを避ける為にも体調が優れない時はやめときましょう。
全体的にまばらに白髪のあるお客様をグレージュ系に染めました。根元は白髪染め・毛先はお洒落染めでカラーする事でオレンジ味をしっかり抑えながら白髪も染める事ができます。
根元の白髪が伸び、毛先の褪色でパサついて見える髪の毛も色味を足してトリートメントをしてあげるとツヤツヤになります!
1ヶ月周期で白髪染めをしているお客様です。この方も根元は白髪染め・毛先はお洒落染めで全体的にベージュ系のカラーで染めています。白髪染めをしているとは思えない自然な仕上がりです。
こちらはできる限り明るく白髪を染めている方です。根元は白髪染め・毛先はお洒落染めのハイトーンでマット系の色味で元々のオレンジ味を消しています。毛先の白髪は完全には染まりませんが、この位馴染ませる事はできます。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。白髪染めに対する疑問が少しでも解消されれば幸いです。
この記事で紹介したように白髪は様々な方法で染める事ができます。またそれぞれにメリット・デメリットがあります。それを踏まえご自身のライフスタイルや求める仕上がりにより選んでいただければと思います。もちろん僕の1番のおすすめはサロンで染める事です!結局それか…という声が聞こえてきそうですが髪や頭皮の事を考え末長くカラーを楽しんでいただくには、サロンで染めるという選択が最良であると考えます。サロンであればそのお客様の髪質・白髪の量・ダメージ度合い・今までの履歴など様々な事を踏まえオンリーワンの施術を提供できます。またトリートメントなどのヘアケアを併用する事で市販では決してできない高次元な施術を施す事ができます。
是非白髪染め選びの参考にされて下さい!皆様にとってベストな白髪染めと出会える事を祈っています!
コロナ騒動で四ヶ月ぶりに伺いました。スタッフの皆さんが変わらず元気に迎えてくれた事が一番ほっとしました。
白髪も前髪カットもすべてセルフでケアしていたのでようやく整えて頂き二番にホッとしました。
気分転換の大事な場所です。また伺うのを楽しみにしています。
スタッフの皆様も気をつけてお過ごしくださいね。
いつもお世話になっております。
中途半端な要望でも、私のボサボサ頭をいつも綺麗にしてくださり、ありがとうございます。周りの評価も高いのでいつも満足しております。
カットのディテールからパーマのニュアンス、髪質に合わせてカラーを調整していただき、敢えて技術に関してこちらが何か言う必要は御座いません。
さらに、美容師さん一人一人、雰囲気作りを心がけており、居心地がいいです。
またボサボサ頭になったらよろしくお願い致します。
コロナ以降、初めて伺いました。ほとんど外出をしていなかったので、多少不安はあったのですが、入り口に手指消毒用アルコールスプレーが設置されていたり、入店時に店内用のマスクやマスク袋を頂けたりと対策がきっちりされていたので安心して過ごせました。
ヘアドネーションのご相談をしたところ、協賛サロンではないにも関わらず、ドネーションカットのご対応を頂け、思い切ってロングからショートにしていただきました。あまり前例がなかったようですが、皆様事前にいろいろと調べて準備をしてくださり、大変助かりました。久々のショートカットでさわやかな気持ちで夏を迎えられ、嬉しいです。ありがとうございました。
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白髪を抜くのは『ダメです‼︎』 何のメリットもありません。 ではそもそもなぜ白髪になってしまうのでしょうか? その原因を知る事で、白髪を抜いても何の意味もない事がご理解いただけると思います。 ②そもそもなぜ白髪になってしまうのか 実は髪の毛に元々色はついていません。 髪に色を付けているのはメラニン色素です。 出典:DEMI メラニン色素はメラノサイトで作られ、髪に供給される事で黒髪になります。 白髪になってしまう髪は何らかの原因でこのサイクルが乱れメラニンが作られなくなってしまったり、メラニンは作られていてもうまく髪に供給されない事で髪に色を付ける事ができず、白髪になってしまいます。 白髪の原因について更に詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
メラニンがうまく髪に供給されない理由はいくつかありますが、今回は出始めの白髪だと仮定してお話すると『加齢によりメラニンを産生、またはうまく供給できなくなった毛穴からはその後もずっと白髪が生えてきます!』 という事は白髪を抜いてもその毛穴から新しく生えてくる髪は白髪という事です! 抜いても抜いてもまた生えて来るのは白髪。その事から『白髪を抜くと、更に白髪が増える』という迷信が広まったのではないでしょうか。 実際のところは白髪を抜いても増える事もなければ減る事もありません。 毛穴からは通常2〜3本の毛が生えています。この中の一本が白髪になったとして、メラニンを作るメラノサイトは各毛根ごとに独立しているので、1本抜いたところで他の毛根のメラノサイトには影響はありません。 ◆抜くと白髪が増える可能性も… いやいやいや、さっき白髪を抜いても増えないって言ったよね⁇という声が聞こえてきそうですが、実は新説が浮上中なのです! 出典:DEMI その鍵を握るのが毛乳頭よりももっと頭皮に近い場所にあるバルジ領域と呼ばれる場所です。 実はこのバルジ領域に毛母細胞やメラノサイトを生み出す幹細胞が存在している事が近年の研究により発見されたのです。 白髪を無理に抜く事でバルジ領域を傷つけてしまうとメラノサイトを生み出す幹細胞が作られなくなり白髪になってしまう可能性があるという事です。 通常1つの毛穴からは2〜3本の髪の毛が生えていて、バルジ領域を共有しています。という事はバルジ領域で幹細胞を作る事ができなくなるとその毛穴から生える髪の毛は全て白髪になってしまう可能性もあるという事です。 これは怖いですよね…いわゆる白髪を抜くと増える説が真実味を帯びてきました。 しかしあくまで可能性の話であり、バルジ領域の研究が更に進めばもっとはっきりした事がわかるはずです。
どちらにせよ白髪は抜かない方が良さそうですよね? ③白髪を抜くデメリット 上記で説明した様にバルジ領域を傷つけ白髪が増える可能性がある。 また髪にはヘアサイクルと呼ばれる成長周期があります。
健康な髪であれば一般的に2年〜6年で【成長期】→【退行期】→【休止期】というサイクルを経て自然に抜け落ちていきます。ちなみに頭皮に生えている髪の大多数は成長期にあり、伸び続けています。 しかし白髪を抜くという行為はこのヘアサイクルを乱し、最悪の場合その毛穴から毛が生えてこないなんて事も! これは怖いですよね…眉を抜きすぎて生えてこなくなったというのと同じですね。 更に無理に抜く事で毛穴が変形し、次に生えてくる髪の毛が癖毛になる可能性もあります。 また無理に抜く事で毛穴が炎症を起こす事もあります。 ④白髪を抜く意外の対処法 白髪を抜く事がいかにデメリットが多いかという話をしてきましたが、ではどう白髪と付き合っていけばいいのでしょうか? ◆白髪をカットする これは白髪を抜くではなく、根元からカットするといった方法です。毛根や頭皮に負担もかからないですし、手っ取り早く白髪を排除できます。白髪が出始めでまだそんなに多くないという方はオススメです。 ただ白髪の生えている場所によっては根元からカットした毛が少し伸びてきた時にピンッと立ってしまい悪目立ちする事もありますので、注意が必要です。 白髪の量が割と増えてくるとこの方法は限界があると思いますので白髪染めを検討しましょう。 ◆サロンで白髪染めをする 美容師としてはもちろんこの方法が1番オススメですよね。 一言に白髪染めと言ってもどの様な選択肢があるのかみていきましょう。 ◆カラーをしていない方の場合 カラーをしていなくて黒髪状態、そこにちらほらと生えてきた白髪が気になるという場合に ヘアマニキュアという選択肢があります。へマニキュアは髪の表面をコーティングする様に染まるカラーで白髪の部分にだけ色がついて見えます。特に髪を明るくしたいなどのご希望がない場合は地毛の色に近い色味で染めてあげる事で、白髪は目立ちにくくなります。 また何と言ってもヘアマニキュアの特徴はダメージがほとんどない事です。むしろ髪がコーティングされる事で艶が出て見えます。 ヘアマニキュアの注意点は髪を明るくしたい時になり辛いという事がある点です。髪をコーティングする様に染まっているので、お洒落染めなどのアルカリカラーで染めようとした時に色が入っていかず思った様な仕上がりにならないという事があります。ヘアマニキュアで染める場合は、今後しばらく明るくする予定はないかなどお後の予定を考慮して染める事をオススメします。 ◆お洒落染めから少しづつ白髪染めに移行していく 白髪染めと聞くとちょっと抵抗があるという方もいらっしゃると思いますが、お洒落染めも白髪染めも髪が染まる仕組みは同じです。 違いを簡単に説明すると お洒落染め:クリアな発色・豊富な色味 白髪染め:ブラウンベースの色味・色味ちがいい と言ったところです。白髪染めは白髪を染める為にブラウンが多く配合されているんですね。 白髪がそんなに多くない場合はいつものお洒落染めに少し白髪染めの薬を混ぜるだけで綺麗に染まる事もあります。 お好みの色味は維持しつつ、白髪もカバーする事は可能です。 また明るめでも白髪を染める事は十分にできるので、白髪染めにすると暗い色にしか染められないのではないかという心配は全くする必要はありません。 お客様の白髪の量とご希望のデザインに合わせてご提案させていただきますのでご安心ください。 ◆セルフで染める 美容師としてはオススメできる方法ではありませんが、何かしらの理由でどうしてもサロンに行く事ができないという方はこちらをご覧ください。 ⑤まとめ いかがでしたか? 白髪を抜くという行為はその瞬間は気になる白髪がなくなりすっきりするかもしれませんが、後の事を考えると何もいい事はないと理解していただけたでしょうか?むしろ毛根や頭皮に対して悪いことしかありません。 『絶対に白髪を抜くのはやめましょう!』 白髪は抜くではなく根元からカットをするか、カラーリングをする事で対処する様にしましょう。白髪は30代半ばから生え始める方が多く、その後も長い付き合いとなります。 ある程度まとまった量の白髪が生えてくる段階になると、何かしらのカラーリングをするという選択肢を選ぶ方が大多数だと思います。 その際は是非我ら美容師にお任せいただければと思います。白髪染めという技術は大変奥が深く、経験と知識がものを言います。 カラーは致命的な失敗の場合、元の状態に戻す事は不可能です。 いつまでも綺麗に過ごしていただく為にも、サロンでの施術をオススメします。
【お客様の口コミ】
いつも自分で白髪染めをしていますが、色ムラや白髪が目立つためこちらで初めてカラーをしていただきました。 ムラも無くなり、染まりにくく困っていた箇所も綺麗にそまりました。ありがとうございました。
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