ノンジアミンカラーでも明るくできる!ノンジアミン白髪ぼかしハイライトを徹底解説!
2022/08/24
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2022/08/24
池袋西武9階の美容室air池袋(エアー池袋)の竹内です。
今回皆様にご紹介するのは『ノンジアミン白髪ぼかしハイライト』です。
この記事に辿り着いたという事は、ジアミンアレルギーの方が多いのではないでしょうか?
ジアミンアレルギーを発症してしまった方は、必ずノンジアミンカラーで染めていると思うのですがこんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
そのお悩みとは…
『明るく染める事ができない』
はい、そうなんです。
僕がジアミンアレルギーの方に使用するカラー剤はヘアマニキュアですが、ヘアマニキュアは基本的に明るく染める事はできません。
言い方を変えると、黒髪を明るくする事はできません。
ヘアマニキュア以外でもノンジアミンカラーと呼ばれるカラー剤は基本的に明るく染める事は難しいでしょう。
ではノンジアミンカラーで明るく染める事は不可能なのか…
そんなお悩みに対して僕がご提案させていただいているのが『ノンジアミン白髪ぼかしハイライト』です。
こちらは以前執筆させていただいた、ハイライトを駆使したノンジアミンカラーの記事になります。
お陰様でこの記事をご覧いただいてご来店されるお客様も多く、大変嬉しく思うのと共に僕の文章力が低い事もあり実際にどの様な施術をするのか、メリット、デメリットまで伝わっていないなと感じることもしばしばです。
そこで今一度、ノンジアミン白髪ぼかしハイライトの詳しい解説とメリット・デメリットになり得る事をお伝えできればと思います!
是非最後までお付き合い下さい。
本題の前に最低限これを知っておけば今回の内容がより理解できるという事をまずはご説明したいと思います。
【アルカリ性カラー】
わかりやすく普通のカラーという表現をしましたが、実際はアルカリ性カラーと呼ばれるカラー剤で美容室での使用率が最も高く、ドラッグストアで売られている物も多くがアルカリ性カラーです。
ファッションカラー(おしゃれ染め)、グレイカラー(白髪染め)などと呼ぶこともあります。
特徴としては髪を脱色し明るくしながら、髪に色を付ける事ができます。
キューティクルを開き髪の内部に作用する事から色持ちも良く、高彩度で豊富な色味があることから微妙なニュアンスも表現可能で白髪もしっかり染まります。
加えて明るさも細かく調整できます。
透明感のある色を表現するには欠かせない、カラーの主役とも言っていいカラー剤だと思います。
とても優秀なカラー剤ですがアレルギーを引き起こす可能性のある染料、『ジアミン』を含んでいます。
【ノンジアミンカラー(ヘアマニキュア)】
次にノンジアミンカラーであるヘアマニキュアです。
酸性カラーと呼ばれる事もあります。
まず、ヘアマニキュアは黒髪を明るくする事はできません。
白髪、もしくは明るい髪に塗布することで色味を感じる事ができます。
白髪染めに使用する場合は色の濃さにもよりますが、
白髪が多い→仕上がりが明るく見える
白髪が少ない→仕上がりが暗く見える
となります。
また、髪の表面をコーティングする様に染まり髪の内部にはほとんど作用しません。
髪をコーティングする様に染まるので、艶は出やすいです。
髪の表面を中心に染まる事からアルカリ性カラーに比べ、色持ちが悪いと言われる事が多いですが僕自身は極端に色持ちが悪いとは感じていません。
色の種類はアルカリ性カラーに比べて少なく、明るさ(色の濃さ)もダーク、ミディアム、ライトのように3段階程度です。
したがって細かな色のニュアンスや明るさの調整は苦手と言えます。
しかし、ノンジアミンである事はもちろん、ダメージもほとんど無く安全性は高いと言えます。
ただヘアマニキュアはアルカリ性カラーで白髪を染める時のように頭皮にカラー剤をベタベタ塗ることはできません。
ヘアマニキュアの特性状、頭皮に付いてしまった場合は中々色が取れません。
その事から頭皮に付けないように根元ギリギリに塗布していく為、厳密に言うとアルカリ性カラーで根元ベタ塗りで染めた時よりも根元の染まりが甘いと言えます。
が、個人的には安全性に勝るものはないと考えます。
こちらの記事でジアミンアレルギーについて解説しています↓
はい、簡単ではありますがアルカリ性カラーと酸性カラー(ヘアマニキュア)についてご説明させていただきました。
ではノンジアミン白髪ぼかしハイライトのメリット、デメリットをご説明する前に具体的にどの様な事をする施術なのかをご説明します。
ここではノンジアミン白髪ぼかしハイライトがどの様な施術なのかを詳しく解説していきます。
先ほどご説明させていただいた通り、ヘアマニキュアは黒髪を明るくすることはできません。
したがって白髪が多い方や、明るい髪の方であれば色味を表現する事ができます。
しかし白髪が都合良く全体にあるという方は稀ですし、ジアミンアレルギーでノンジアミンカラーで染めている方の多くがほぼ黒髪状態という事が多いです。
そこでハイライトで明るい部分をあらかじめ作っておいた上から、ヘアマニキュアを塗布する事で色味を表現する事ができるという施術です。
ハイライトに使用するカラー剤はブリーチやライトナー(脱色剤)と呼ばれる髪を脱色する物です。
こちらは髪を脱色するのみで染料は配合されていません。
ジアミンフリーで安心して染めていただけます。
ハイライトの明るさにもよりますが、仕上がりは白髪もハイライトも同じような色に染まりますのでぱっと見ではどれが白髪でハイライトなのかわかりません。
ここが白髪ぼかしたる理由ですね。
文章ではイメージが難しいと思うので、実際の施術例を見てみましょう。
今回のお客様は既にハイライトを入れた履歴のある方です。
根元の白髪が少し目立ってきています。
ハイライトを入れてから時間が経過しているので、根元からハイライトまでの距離が空いてしまっています。
この状態だと白髪とハイライトが馴染みづらいので、ハイライトを入れ直します。
ハイライトを入れ終わった状態です。
今回は全体を明るくしたかったので、ハイライトも全体に入れました。
ハイライトは全体に入れる事もありますし、髪の表面など目立つところに部分的に入れる場合など様々です。
仕上がりのイメージや、ヘアスタイル、白髪の量に合わせて入れ方を変えています。
ハイライトが入った状態です。
全体に綺麗に入りました。
この明るいところにマニキュアが発色します。
マニキュアを塗布していきます。
今回はなるべくオレンジ味を抑えられるような配合にしてみました。
では、お楽しみの仕上がりをどうぞ↓↓↓
はい、いかがでしょうか?
ハイライトと白髪に色が付き、馴染んでいますね。
全体的にハイライトが入る事で明るく見えます。
実際の施術例を見ていただいたところで、白髪ぼかしハイライトのメリット・デメリットをご紹介します。
まずメリットから解説します。
・ジアミンアレルギーの方でも施術可能。
・ノンジアミンカラーでも明るく染める事ができる。ハイライトでお洒落さUP。
・明るくできると同時に白髪もぼかせて、ハイライト無しで染めた場合よりも伸びてきた白髪が気になりづらい。
・ハイライトは極少量の髪しか脱色しないので、ダメージも抑えられる。
・繰り返しハイライトを入れていくことで明るさUP。
やはり最大のメリットはノンジアミンの範疇で明るく見せる事ができるという点です。
白髪もぼかせる点は嬉しいですよね。
ダメージもアルカリ性カラーで全体を染めるよりは少ないと言えます。
また、繰り返しハイライトを入れる事でヘアマニキュが発色する場所が増え、より明るく見えます。
次にデメリットを解説します。
・あくまでハイライト・白髪の部分でしか色味を感じられない。
・ヘアマニキュアの特性上、細かい色の調整は難しい。
・工程が増えるので、施術時間が長くなる。
・工程が増えるので1度で染めるよりも料金がかかる。
・褪色してきた時にハイライトが派手に感じる方もいらっしゃる。
・少なからず髪へのダメージがある
全体を均一に明るくしたい方には不向きと言えます。
アルカリ性カラーに比べ色味の種類も少ないので、色の表現の幅は広くありません。
そして施術時間、料金の面でも施術の工程数が多い分それなりにかかります。
ハイライトで染める部分は極少量ではありますが、ダメージが0という訳ではありません。
はい、ここまで大変お疲れ様でした。
今回はノンジアミン白髪ぼかしハイライトについて解説させていただきました。
どの様な施術なのかご理解いただけたら幸いです。
ノンジアミン白髪ぼかしハイライトはジアミンアレルギーでも明るく染めたいという方にはとてもおすすめの施術です。
実際に施術されたお客様にもお喜びいただいております。
ノンジアミン白髪ぼかしハイライトのメリット・デメリットを理解した上でご自身のライフスタイルや、仕上がりのイメージでご検討頂ければと思います。
とは言っても自分に合っているのかわからないという方は是非1度ご相談ください。
髪の状態を見させていただき最善と思う施術をご提案させていただきます。
そしてノンジアミン白髪ぼかしハイライトを含め、ジアミンアレルギーの方にご提案できる施術を日や研究中です。
ジアミンアレルギーでもカラーを楽しんで頂けることを切に願いつつ、今回は以上とさせていただきます。
皆様のご来店をお待ちしております。
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池袋西武9階の美容室air池袋(エアー池袋)の竹内です。 白髪染の記事を中心に執筆している僕ですが、今回ご紹介するのは 『ノンジアミンカラー』です! ノンジアミンカラーと一概にいっても様々な物がありますが、僕が使うのは主にヘアマニキュアですね。 この記事に辿り着いた方は、ジアミンアレルギーによりいわゆる"普通のカラー剤"では染められなくなってしまった方や、カラーリングのたびに頭皮に刺激を感じているといった方々でしょうか?
既にノンジアミンカラーで染めているといった方もいらっしゃると思いますが、ノンジアミンカラーって暗く染まる事が多くないですか? 普段から暗めのカラーが好みという方は問題ないのかもしれませんが、今まで明るいカラーをされていた方には抵抗があると思います。 ではこのまま泣き寝入りしなければいけないのか? いいえ!そんな事はありませんよ! ノンジアミンカラーでも、一工夫することで明るく染める事はできます。 今回はジアミンアレルギーによってデザインの幅が狭くなってしまったと感じている方に、普通のカラー剤に負けず劣らずなデザインをご紹介できればと思います。 では本題の前に少しだけジアミンアレルギーや、カラー剤の話をしたいと思います。 詳しく書いた記事はこちらにありますので、興味のある方はどうぞ。 ①ジアミンアレルギーとは
まずジアミン(正式名称:パレフェニレンジアミン)とはなんぞやというところから簡単に説明すると、ごくごく身近で使われているカラー剤の染料の一種です。 イメージ的に髪を明るく脱色しながら色を発色させていくような、いわゆる普通のカラー剤に含まれます。 サロンのカラーにも市販のカラーにも含まれています。 そもそもアレルギー物質なら使わなければ良いんじゃないの?と考える方もいらっしゃると思いますが、このジアミンが大変優秀な染料なんです。 実は濃い色や深みのある色を出す上で欠かすことのできない染料なんですよね。 しかも色持ちも良いという… もちろんジアミンに変わる染料も出てきてはいるのですが、正直なところジアミンの発色には及ばないかなという感じです。 そんなこんなで大変に重宝されている染料な訳ですが、重篤なアレルギー反応を起こす可能性のある物質なんですね。 もちろんアレルギーですから、一生発症しない方もいます。 しかしカラーリングが普及し、若いうちからカラーを楽しむ方が増えた事でジアミンアレルギーになってしまう方も増加傾向にある様に感じます。 カラーの度に少しずつ身体に蓄積され、その方の許容量を超えた時にアレルギー反応を起こします。 症状としては ・痛み ・かぶれ ・激しい痒み ・顔や首への炎症 さらに症状が進むと最悪の場合アナフィラキシーショックになることも… また、これらの症状は染めている時ではなく、染めた後しばらく経ってから現れる事が多いというのも特徴でしょうか。 アレルギーですので、一度発症すると残念ながら今後ジアミンを含むカラー剤での施術はできないという事になります。 アレルギーを起こすかどうかは個人差がありますが、上記の様な症状が出ている方は、注意が必要です。 しかしジアミンアレルギーになってしまっても、白髪は待ってくれませんよね? なんらかの方法で白髪は染めないといけない訳ですが、そんな時に選択肢の一つとなるのがヘアマニキュアです。 では、ヘアマニキュアとはどのようなカラー剤なのでしょうか? ② ヘアマニキュアとは ヘアマニキュアの特徴としては、カラー剤の様に髪の内部に作用し染色するのと違い主に髪の表面をコーティングする様に染まります。 もちろんジアミンは配合されていません。 ヘアマニキュが染まる仕組みは、磁石が引きつけ合う作用に似ています。 また、ヘアマニキュアは髪を明るくする力はありません。 したがって白髪の部分か元々明るくなっている髪の毛にしか色味は出ません。 ダメージもほとんどなく、逆に髪がコーティングされる事で艶やハリコシを感じるはずです。 はい、簡単に説明するとこんな感じでしょうか。 安全性の高いヘアマニキュアですが、髪を明るくする事ができないという点は今まで髪を明るく染めていた方々からすると問題ですよね。 そこを今回は解決したい思います。 ③ノンジアミンカラー(ヘアマニキュア)ハイライト編 はい、では早速初めていきましょう! 今回のお客様はこちらの方です。 元々は普通に白髪染をされていた方ですが、ジアミンアレルギーを発症し途方にくれていたところ僕のブログをご覧になってご来店された方です。 白髪もまばらに生えています。 僕が施術した履歴としては既に一度ハイライトを入れていて、今回のご来店までにヘアマニキュアで根本のリタッチを一度施術しています。 元々は普通の白髪染めでカラーをされていたので明るい部分がある訳ですが、へマニキュアは白髪は染まるものの髪を明るくすることはできません。 そこでヘアマニキュアで染める前に、あえて明るい部分を作っていく訳ですね。 それが今回のハイライトという事になるのですが、明るくするって事はジアミンが入っているんじゃないの?って思いますよね。 安心して下さい。 ハイライトに使うカラー剤はライトナーといって髪を明るくする力しかありません。 脱色剤と言った方が馴染みのある方もいらっしゃるのかな? ジアミンは染料ですので、髪を明るくするだけのライトナーには含まれていません。 ジアミンアレルギーの方も、アレルギー反応を起こさずに染めていただけます。 はい、こんな感じで表面中心にハイライトを入れていきます。 どんなヘアスタイルかにもよりますが、あまり段差のないようなヘアスタイルの場合は内側に入れても効果的ではないです。 時間もかけず、最小限で効果的に見える場所に入れています。 今回は元々明るい部分の色と合えば良いので、この位明るくなったところで一度シャンプーして流します。
はい、しっかりとハイライトが入っていますね。 こうする事で、明るい髪や白髪にしか発色しないヘアマニキュアがしっかりと仕事ができる環境が整いました。 また、ハイライトのメリットは根元が伸びてきた時にプリン状態になりにくいという点もあります。 このベースの上からヘアマニキュアで染めていく訳ですが、今回は根元を少し暗めに設定して自然なグラデーションになる様にしていきます。 その仕上がりがこちらです。 根元を少し暗めの色にする事によって、白髪の染まりを良くし褪色していく過程も楽しめる様な仕上がりにしました。 白髪もしっかり染まっていますね。 この次のカラーの際はまだハイライトも健在ですので、へマニキュアでリタッチor全体染めします。 そしてその次のカラーの際にハイライトを入れるという感じで綺麗な仕上がりを維持できると思います。 1回目:ハイライト+へマニキュア→2回目:ヘアマニキュアでリタッチor全体染め→3回目:ハイライト+ヘアマニキュアというサイクルですね。 ④お値段 今回ご紹介させていただいた施術例の場合 ポイントハイライト+ヘアマニキュアで¥14,300〜となります。 ※お客様のご希望の仕上がりや、工程によって料金は変動致します。 ⑤まとめ はい、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。 今回はハイライトを駆使したノンジアミンカラーをご紹介させていただきました。 安全性は高いけど髪を明るくする力のないヘアマニキュアでも、ライトナーと組み合わせて使う事で表現の幅はかなり広がります。 大切なのはヘアマニキュアがしっかりと仕事のできる髪のベースを作ってあげる事なんですね。 ハイライトを入れる量や太さによっても仕上がりの風合いが変わりますし、その後に染めるヘアマニキュアの明るさや色味で変化を楽しむ事もできます。 しかもへマニキュアの特性上、ハリコシもでますし艶もでます。 ジアミンアレルギーだからといってお洒落を諦める必要なんて全くないんです! 少しアプローチを変えるだけで、普通のカラーと遜色ない仕上がりにだってできます。 僕も日々ジアミンアレルギーでお悩みの方を担当させていただく中で、より良い方法はないかと模索中です。 これからもジアミンアレルギーでお悩みの方に少しでも希望の持てる様な施術をご提供できる様に努めてまいりますので、お悩みの方は是非一度ご相談下さい。 髪の状態によってはその日にご希望の仕上がりまでもっていけない事もありますが、根気強くやっていけば必ず叶うはずです。 では、今回はここまで! 皆様のご来店をお待ちしております!