こんな白髪染めもあり？白髪を生かすカラーとは
2023/01/12
皆さんこんにちは。
池袋西武9階の美容室air池袋（エアー池袋）の竹内です。
今回ご紹介するのは白髪を生かしたカラーです。
最近個人的に感じるのは、白髪をしっかりと染めるという方が少なくなってきたという事です。
僕のところを訪れて下さるお客様も一体自分にとってどんなカラーが正解なのか迷走している方も沢山いらっしゃいます。
どのようなカラーが向いているのかというのはライフスタイルや好みにもよりますので一概には言えませんが、普通に白髪を染めるという事に疲れてしまった方が多い印象を受けます。
頻度も増す一方…
でも変わり映えしないデザイン
確かに負担ですよね。
僕の記事でも様々な白髪に対する施術例をご紹介していますが、専門知識のないお客様はどんな選択肢があるのかもわからないと思います。
そこで今回は１度どんな施術例があるのか簡単に説明をさせていただいて、本題に入りたいと思います。
①そもそも白髪染めってどんなもの？
白髪染めについて少し説明をしたいのですが、白髪染めの大方の役割は白髪とそうでない黒い毛を同じ色に見えるように染めるだと思います。
その為に白髪染めはお洒落染めに比べ白髪を染める為のブラウンが沢山配合されています。
そういった理由からお洒落染めほどの鮮やかな色の表現は少し苦手です。
より濃い色、言い方を変えると暗い色の方が白髪を染めるのは得意ですし、色持ちも良いです。
ただ暗い色の場合は色味の表現は難しいです。
ある程度明るい色でないと、色味は表現できません。
また、白髪の多い方の場合に暗い色で染めると、根元が伸びてきた時に白髪が悪目立ちするということもあります。
そういった理由から僕は白髪染めであっても明るく染める事をお勧めしています。
よく白髪染めは暗くしかできないと美容師さんに言われたというお客様がいらっしゃいますが、そんなことはないです。
②竹内的お勧め白髪対応カラー
僕のお勧めする白髪対応のカラーの施術例を紹介します。
①根元は白髪染め 毛先はお洒落染め
比較的白髪が少ない方に特にお勧めです。
白髪の目立つ根元は白髪染めでしっかりとカバーし、毛先はお洒落染めで色味を楽しむことができます。
②根本は白髪染め 毛先は白髪染めとお洒落染めのミックス
少し白髪が多くなってきて根元だけでなく、毛先も白髪が目立つという方におすすです。
白髪の量や希望の明るさによってミックス比を変えていきます。
毛先のカラーの発色はやや穏やかになってしまいますが、十分色味を感じることができます。
③白髪ぼかしハイライト
こちらは白髪染めを使わずに白髪をカバーしたいという方にお勧めです。
ブリーチを使用したハイライトで白髪をぼかし、あえて白髪の染まらないお洒落染めで染める事でどれがハイライトで白髪だったのかわからなくするという施術です。
仕上がりは白髪がぼけて良い感じなのですが、時間が経つとハイライトの部分が褪色し明るい金髪になります。
ハイライトの量にもよりますが、少し派手に見えやすいと言えるのでご自身のライフスタイルに合っているのか検討が必要です。
④お洒落染めで全体を染める
はい、こちらが今回ご紹介する施術例です。
もはや白髪は染めずに、白髪を生かしたデザインにするということです。
個人的にはアッシュやグレイなど少しくすんだ色味で、シルバーっぽく白髪を染めるのが綺麗だと思います。
こちらはお客様の白髪の量によって仕上がりが左右されますので、ご来店されて髪の状態を見させていただいたのちに判断させていただきます。
③実際の施術例
まずはbeforeです。
この方も普通に白髪染めで染めるのはキリがないという事で、こちらのカラーに切り替えました。
白髪の量を見ていただきたいのですが、この位全体的に分布していると綺麗に仕上がると思います。
白髪が既にハイライトのようですよね？
では早速染めていきましょう！
今回はグレイ系の色味とバイオレットをミックスしてみました。
カラー剤は青いですが、青になるわけではないのでご安心を。
ではお楽しみのbeforeを見てみましょう！
いかがでしょうか？
白髪にも淡く色が入り、まるでハイライトの様な仕上がりです。
透明感が出てとても綺麗ですね。
白髪はしっかり染まっていませんので、根元が伸びてきても気になりづらいですよね。
④まとめ
はい、ここまでお疲れ様でした。
今回は白髪を生かし、お洒落染めで全体を染めるという方法をご紹介しました。
そもそも白髪を染めないというのが新鮮ですよね。
施術自体は至ってシンプルで、通常のカラーとなんら変わりません。
お客様の白髪の生え方がキモな施術ですので、全ての方におすすめという訳ではありませんがお悩みの方の新しい選択肢になることを願っております。
白髪が多めで興味のある方は是非ご相談下さい。
